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赤い印

第16章 甘いミルク

「とりあえず、ほい、飯。」
コンビニの袋を投げてよこす。

「…いりません。」
「は?あぁ、そう。」
ひょいと袋をまた私から奪うと、
自分で食べ始めてしまった。

自由な人だ。

「で、学校来ない理由は海部と神谷か?」
「…。」
「うし。無言の肯定。」

何で、知ってるんだろう。

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