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赤い印

第17章 涙を越える。

「何?」
「うん…。」

誰もいない、二人きりの部室。

胸の鼓動が速くなっていく。

「…っ」
喉で言葉が絡まる。
ゆっくりと、絡まりを解いていく。

「ごめん…」
「…何が?」

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