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赤い印

第17章 涙を越える。

「いや?ちょっと二人の愛の深さを
試させてもらおうと思ってさ。
なのにそしたら別れるし?
杏樹は過去を思い出しちゃうし?
想定外だったよ。」

はぁっと大きい溜息を雄治が漏らす。
「で、話ってそれだけ?」
「う、うん。」
「じゃあ、教室戻るわ。体育なんで。」

そういうと、さっさと部室を出て行ってしまった。

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