テキストサイズ

素直じゃなくてごめんね。

第13章 修羅場





私の時間は 一瞬止まっていた



静琉君の唇が 私の唇をゆっくりと離れていく


そして 静琉君は私をギュッと抱きしめ 耳元でこう囁いた



「……ごめん…でも…我慢出来なかった……菜月の返事もまだなのに…待てなくて…ごめんね……」




そして 静琉君は私から離れて 今来た道を戻っていった



私はその後姿を見つめ しばらくの間 動けずにいたのだった






ストーリーメニュー

TOPTOPへ