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先輩、好きです。

第2章 出会い

まだ校門で息を整えていると、笑い声が聞こえる







その声の方を見ると、見知らぬ男子が、近くのベンチから私を見て笑っていた。



「なっ////笑わないで下さい!」



だけどこの人を私は少し知っている。

遅刻すると決まってベンチで優雅に寝ている。

その寝顔を見て、いつも羨ましそうに横を通り抜けていたからだ。

でも起きているのは今日が初めてだった



?「ごめんつい(笑」




なんでいつも寝てるの?


怒られないの?


授業でないの?



疑問に思う事はたくさんあった。



「別にいいですけど!」



?「前髪ハネてるよ(笑」



そう言って肩を揺らして笑った、その笑顔に少し見とれてしまった。




「ちょっと///見ないで下さい!」


そして我に返ったかのように、乱れた前髪を直す


私の顔は恥ずかしさで、真っ赤だった。

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