先輩、好きです。(続
第1章 矛盾
気付いたのは秀と付き合う少し前だった。
最近何かと浮かれ気分で授業を抜ける莉奈に疑問を抱いたのが始まりで、私は莉奈の後を付ける事にした。
だって聞いても教えてくれないし
親友のあたしからすると、ムカつく
なんでも話して欲しいのに・・・
「・・・・うん?ここ?」
莉奈の後を付けてくると、そこには屋上へ向かう階段があった
そして恐る恐る登って、ゆっくりと覗いた
!!!
「えっ・・?何?どう言う事・・」
そこにはバイト先で知り合った秀先輩と莉奈が横に寝転んで空を見上げている光景があった
私は混乱した
仲良く笑い合う光景に怒りが込み上げてきた
「・・そう言う事」
そして私は静かにその場を後にした。