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KISSからはじめよう

第4章 智、企む

おれは思いきってにのに相談してみた

にのの彼女は一般の女性だ

どんな風に会ってるのか…
おれの「会いたい」っていうこの気持ち
何なんだろう…

話をしたら
何かもやもやしたモノが
パッと晴れるんだろうか…

おれは上手くまとめられないまま
にのに打ち明けてみた

あまりにテンションを上げずに
淡々とした感じでおれの話を聞いている

「で、おーのサンは、まずはどうしたい?」
「えっと…会いたい…誰も気にせず…」
「なるほどね。それから?」
「それから…ゆっくり話がしたい」
「話をして…?」
「飯食って…飲んで…話をして…」
「フムフム…」
「マネージャーにも誰にもじゃまされずに…彼女とゆっくり過ごしたい…」

泣き出してしまいそうだった

にのに話をしながら気づいた


おれは森さんが好きなんだ…

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