吹奏楽部の恋愛事情
第1章 吹奏楽部へようこそ
「あれっ蘭ちゃん?」
「…暁センパイっ」
「帰り道いっしょだね。」
「いっしょに帰っていいですか!?」
「もちろん」
同じ方向なんて…
やっぱりわたし運いいじゃんっ!!
「明日は何の楽器するの?」
「んー。まだわかんないです。真奈ちゃんと同じのを!!」
「仲いいの?」
「はい。家はそんなに近くないんですけど…親同士が仲いいんです。」
「へー。そういうのうらやましいな。」
「暁センパイもわたしと仲良しになってください!!」
「…。」
あ…っ
今のはまずかった?
「ははっ。嬉しいな!じゃあお近づきの印にメアドでも。」
マジっすか!!!!!
「いいい、いいんですか!?」
「ははっテンパりすぎっ。もちろん、いいですよ」
やばいやばいっ
嬉しすぎるっ
「はい、送信。」
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