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腕の中で

第1章 1



「はい、STはじめまーす」
いつもの朝。

私、夏は学校が大嫌い。
そして教師を信じない。

今時の高校生は皆そうだと思うが。


「夏さん。」

鉄平の国語の時間は
必ず指名される。


だからといって集中しようとはしない。



-キーンコーンカーンコーン-


しまった。
学校終わった。
急いで帰る支度をして
廊下へ飛び出す。



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