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Hなサッカー部

第15章 梓の過去

店員「お待たせ致しました。クリームソーダとあんみつです」


さっきのウエートレスさんがトレーにクリームソーダとあんみつを持って来た。


てかクリームソーダとあんみつ一緒に持って来るってどうよ。




梓「どうもー♪」

まああずはそんな事気にしないみたいにニコニコ笑顔だけど。




『でもちょっとあんみつ美味しそう。ちょっと頂戴』


梓「やー。全部あたしの☆」

『えぇぇ~?』



いや、だってほら私だって一応女の子なんだし、甘い物は好きなわけよ。



『うぅー…』


梓「仕方ないなあ。ちょっとあげるよ」


『ほんと!?』


梓「はい、あーん」


『あーん。





…ってあんこだけじゃん。いらないし』


梓「だって私あんこ嫌いだもの」

じゃあなんであんみつ頼んだんだよ


という言葉は必死で飲み込んだ。









―カランカラン



カフェのドアのベルの音がなった。

ドアの場所は私の後ろにある。私の向かいに座ってるあずはドアが見える。


そんなあずが一瞬、ドアを見て息を飲んだ。

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