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Hなサッカー部

第15章 梓の過去

梓「っ」




暫く談笑していると、あずがピタッと止まった。





『どうしたの?』


あずは遠い方を見て、明らかに目が泳いでいた。


つられて私も見ると、さっきの二人組が人込み構わず熱いキスをしていた。





『はは、すごいね…』





梓「詩ちゃん、行こ」



『え?』




あずはそう言って私の手を握って、今来た道をUターンした。




あれ、あずなら

「うっわ、路チューだよ路チュー!写真写真」

とかいいそうなのに…





梓「早く…」


あずが手に力を入れてグイグイひっぱる。




『ちょ、あず?っあず痛いっ!!』





パンッと私は手を振り解き、あずの顔を伺った。



その顔を見て、私は一瞬衝動に駆られた。

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