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Hなサッカー部

第4章 初めてのえっち

「……詩?」


私が暫く黙っていたのが気になったのか、唐橋が心配そうな目で見ていた


「大丈夫かよ?無理すんなよ?」


『平気平気。気にしないで?早くヤっちゃおーよ』



「……本当かよ?」



気付けば真剣な顔をしていた唐橋に、ドキッとした




『…しつこいな。大丈夫だっていってんじゃん………』


顔が赤いのを隠すため顔を背けながら応えた

でも返事をしても唐橋の熱い眼差しは変わらない


『からは…』

「…もーいいわ。」

『え……?』


さっきとは違って少し虚ろな目をして、また服を着始めた

「ヤる気失せた。お前も服整えろよ」

そう言いながら、自分の胸あたりをトントン指差した

私の頭には疑問符がいっぱいだった


『え、ど、どーして?どーしてやめちゃうの?』

「…もうすぐ暗くなるし親御さん心配すんだろ。」


『で、でも……。!』


唐橋の手が頭の上にポンと置かれた



「送ってくから準備しろ」

『…』





その後、私達は一緒に帰ったけれど口をきく事なく家についた



唐橋はああいったけれど、本当に暗いからって理由でやめられるものなのかな……



その日はなんだか切ない気持ちになりながら眠りについた

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