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恋愛性条件

第2章 隼斗ってこいつか?

何でって……決まってるじゃん。

「みんなが俺の顔目当てだからだよ」

どんなに性格が普通でも地味でも、顔がイケてれば女は寄ってくる。
「みんな?違う人もいますよね?例えば・・・・附田未来さんとか」

つきたみらい?誰だ?それ。

「さっき、話してましたよね?」
・・・・・・あぁ。隼斗目当ての彼女か。あいつ、名前未来って言うんだ。

「あのこは顔で決めるような子じゃないと思いますよ?」

・・・・・・・・

「何でそう思うんだよ?」
まぁ、あいつは俺目当てじゃないけど!!!!!
「前、あのこと話したことがあるんですよ。その時、思いました」

話しただけでわかんのかよ?すげーな。でもさ、俺隼斗について知ろうと思ってたのに何か話題が俺に向けられてないか?

話題、変えなきゃなぁ。

「お前って好きな色とか、結びかたとかある?好みのタイプとか」

「特にないですよ?」

ふぅん。つまんねー!!!

キーンコーンカーンコーン。

「あ、チャイムだ。じゃあな」

取り合えず、隼斗の事は分かった。

はやく放課後になんねーかな。


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