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恋愛性条件

第3章 恋愛取引開始

~附田未来~
放課後、あいつが来いって言ってたけどどこにいけば良いのだろう?

帰るか。そう思い、昇降口の方へ向かうと・・・・
「柳ッ・・・・くんっ!ふぁっ!・・・・イクッ」

柳?声のする方へ行くと、多目的室で柳と知らない子がヤっていた。クチュクチュといやらしい音がこっちまで聞こえてくる。少し、立ち止まってしまった。やれやれ・・・中学生だししょうがないか。

「無駄な時間をとってしまったな・・・」

「おぉ、附田じゃないか。どうした?何か用事か?」

うわっ?!原田先生が何故ここに!!・・・・これは不味いな。あの2人が叱られる。
仕方ない、助けてやるか。

「あー、先生っ!!」

わざと大きな声を出した。あのいやらしい音が聞こえないように。これできずいてくれるといいが・・・

「ど、どうした?」

「腹痛が・・・保健室の先生はいますでしょうか?」

「あぁ、今職員室にいると思うが・・・・呼んでこようか?」

「いえ、大丈夫です。ありがとうございます。先生もお忙しいのでしょう?その荷物、重たそうですね」

「あぁ、重たいよ。気にしてくれてありがとうな。では・・・・」

ガラガラっ。多目的室のドアがあいた。

「あれ、先生!!どうしたんですか?」

柳が出てきた。


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