
にゃんと喘いでくれるよね
第8章 猫と彼女
「えー!
柳井君の妹さん
スッゴい可愛いね!!
アイドルみたい!!」
「そ…そうかな?
ってか白石
渡したいものって?」
「あー!
コレなんだけど…
ここじゃあアレだし…」
「家あがってください…に…っ!
じゃなくて…
家あがってください!
良かったら」
「えー!
そんなの悪いし…
ねえ?柳井君?」
みいも余計な事を…
あきらかに白石…
家くるき
マンマンだったじゃねーか。
「いや…汚いけど…
入って?」
「そんなー!
それじゃあお言葉に甘えて…
おじゃましまーす!」
白石の後ろで
涙を拭ったみいを
僕は慰める事だって
抱きしめる事だって出来なくて…
後悔するばかりだった。
