
にゃんと喘いでくれるよね
第11章 猫と迷子
「…白石…」
白石は僕をまた強く
抱きしめる。
みいと違って
少し大きくて
また違った匂いがして…
また違った
暖かさをもっていた。
「か…彼女だもん…っ!
柳井君が何か悩んでるなら
あたしだって…不安になるじゃんっ…」
白石を抱きしめ返せずに
いたその時…
「ひゅー!!!
ひゅー!!!
りく君、朝っぱらから
あっついねー!!」
バッ
「や、山本ー!!!」
っと…その他数名…
「山本くん…!///」
白石は恥ずかしがって
僕の後ろに
2、3歩下がった。
「なんだよりくー!
みずくせーじゃねーか!」
「はぁ?!
何がだよ!!?」
僕を小突く山本
…マジでどつきてー。
「しらばっくれんな!
お前…雪ちゃんと
いつから付き合ってんだよ?!」
