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にゃんと喘いでくれるよね

第13章 猫とノラ






あのお姉さんなら


みいの居場所知ってるかもしれないな




なんて。








でも…僕にみいを探す権利なんて…








頭が痛い僕は名刺の番号を


ひたすら見つめる。











プルルルルルルルルルル








ビクッ





誰だよこんな時間に






「はい。もしもしー」









『あ…柳井くーん!


あたしあたし!』







新手の詐欺でたー(笑)








「…えっとー



どうかした?」










『その…えっと…っ


今からあいたい…』










「ん…マジで?!


何かあったの?」









『違うくて…っ


ただ会いたいだけ…っ


ダメかな…?』










こうゆー場合どうすれば


いいんだろう。








『ってか…来て?』







「は…はぁ…。



今家?」






…じゃ…なさそう。









『ううん!



今カラオケなのー!』









だからどうした!!!


それにテンションの差激しすぎだろ!




マジで勘弁…




『あぁもしもしりくー?』








白石から電話主がかわって



誰かと思うと…








「や…山本…」

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