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前(未来)を向いて

第2章 小5 始まり

私は、息子を送り出したら、すぐに出勤しなければならず、送り出すのに必死でした。

「今休んだら、余計に学校に行き辛くなるよ。」

「休んだら、その子達に負けた事になるよ。」

「女子の言う事何て無視すれば良いよ。」

兎に角、私は必死でした。

息子の辛い気持ちよりも、私の気持ちが優先でした。

そんな親の気持ちを知ってか、知らずか、息子は頑として布団から出て来てくれませんでした。

こんなに強く抵抗するのなら、無理に行かせてもダメだと諦めました。

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