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トランペットとえっち

第1章 入部


私、北原 望は吹奏楽部の入部届を握り締めて音楽室へ歩いた。


「えっ…」
私は思わず声を出してしまったが、幸い誰にも聞こえてなかったみたいだ。
(うそ…男子ばっかりじゃん…)
しかも自己紹介を聞いていると半数以上の人が楽器未経験者だという。
(なんなの?ここ…)

楽器を決める時間になった。
トランペット担当になったのは3年生男子2人、勝(スグル)先輩と陸(リク)先輩、2年生男女1人ずつ、港(ミナト)先輩と花(ハナ)先輩、そして1年生は男子1人女子2人、昂(スバル)君未来(ミク)ちゃん、そして私だった。

「んで、俺がパートリーダーな。勝先輩って呼んでな!」

勝先輩の「解散っ」がかかり、帰る事になった。

「望さん!あの…」
未来ちゃんが話しかけてくれた。

「“さん”付けしなくていいよ!望って呼んで♪」

「うん!望、よろしく!」

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