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苦い蜜

第1章 憧れの高校生活


「んー…あたしね、サッカー部に好きな人がいてさ」

「「え!?」」

あたし達はさっきよりも断然驚いて、ふたりで波多野先輩を見つめた。


「あはは。驚きすぎだよー。…それでね、近づきたいなーって思って…不純な動機!」

そう言って先輩ははにかんだ。ちょっと恥ずかしいのかもしれない。


そっか………恋って可能性もあるんだぁ………高校生、だもんね………

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