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苦い蜜

第7章 秘密のカンケイ


「省吾、裏行くの?あたし帰ってもいい?」

「…おー。じゃあな」


えみはひとりで用具倉庫から出て行った。


部活のあとはだいたい、俺はえみとセックスする。


きっかけは、一年のとき。

用具倉庫でたまたまふたりきりになって、なんとなく俺からキスをした。


たったそれだけ。なのにえみは断らない。

周囲にばらされるのが怖いのか、単にえみにも性欲があるのか。


とにかく、俺から誘えば、えみは絶対ここに来る。

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