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君がいるから

第9章 どうする!?

「ケーキ…食べよっか…」

アナタはそう言いながらも
手を握ったまま…

「美雪ちゃんは明日お仕事?」
「はい…相葉さんは?」
「俺はお迎えが9時かな」
「そうですか…」

それまで一緒にいたいな、なんて
思ってしまって
一人で顔を赤くさせてしまう…

「美雪ちゃんさ…敬語やめよっか?」
「え?」
「雅紀って呼んでよ、ね?」
「ま、ま、…」
「頑張れ!!」
「まさ…き…くん…」
「やったー♪よくできました♪」

頭をポンポンと撫でてくれる手が
おっきくてあったかくって

気持ちを言ってしまった途端
もっとくっついていたいって思うなんて

自分でも信じられない…

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