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第2章 土曜日
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それから5分くらい経ったのだろうか、基樹はマッチを出し、火を起こしてから、
火を木の枝に燃え移らせて、敵に気付かれないようにそっと木の枝ごと敵のいる近くの
植物へと移した。
徐々に大きくなっていく火。
植物の約3/2程度燃えてきた時、敵の中の男が燃えているのに気付いた。
メンバーは必死に火を消そうとパニック状態に陥っていた。
「…火を消せぇ!!おい、俺達のアジトが!!!!」
集団の中のリーダーらしき人物が狂ったように部下達に叫んでいた。
