テキストサイズ

Game=?

第2章 土曜日







…ダァァァァン…





「ギャアァァアァア!!!!」


拳銃の重く、迫力のある音が空を駆け巡った。



それと同時にあの教師のうざったい声が全く聞こえなくなった。


代わりに、“あの教師”に似た低音の声――正しくは悲鳴だが――が2秒程聞こえた後、
世界はまた皆無の闇へと引きずり込まれた。






「あの教師は………」



――殺られたな…


基樹が声の聞こえなくなったタイミングなどを計算した結果だった。



…恐らくあの教師は、無表情で知られる数字の武藤だろう。



このゲームは……




「っ残酷だ…!!」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ