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不合格者の仕事

第4章 逆転ー地獄…?


どこからか現れた大人を先頭に、階段を上がって行く私たち。



「…ね、ねぇユウリ?」


「ん?」


カンナが服の袖を引っ張りながら、なぜか小声で話す。


「私たちって、本当にここに通えるのかな?」


「え〜?wもう!カンナってば心配性なんだから!

大丈夫だよ。ここに通えるの。
ここの理事長、めっちゃいい人だねぇ!」


「で、でも、不合格者も通えるなんて…受験した意味ないじゃん…」


「あ…そうだね。ま、いいじゃんっ!」

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