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アオゾラペダル〜それぞれの想い〜

第16章 信じてるから

数日間、かずとは気まずくて話せなかった。

私たち、このまま自然消滅しちゃうのかな……

信じてるから、なんて
言ったけど、

疑っちゃうよ…

そんなとき、ケータイが鳴った。
かずからだ。
『会って話がしたい。あの海に来て』

なんだろ?
ついに別れ話かな…


彼氏と会うのにオシャレも何もしないで、スウェットにサンダルで家を出た。
徒歩5分程で着く海も、いつもより遠く感じた。

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