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ボーカロイドの曲を小説化してみました。

第2章 メデューサの末裔。

これは、一人ぼっちの[化け物]のお話
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今日も化け物は一人で窓の外を眺めていた。
薊「人間に…会ってみたい…なんてねクスッ」

だって、人間なんて、すぐ死んじゃうでしょう?私を置き去りにして、老いて行く。私はずっと独りぼっち。


彼女は、メデューサという[妖怪]で、年としては、3•4桁程だった。自分が一人になることを恐れ、自分一人で閉じ籠もっていた。


薊「私は、このまま、ずっと一人なのかな…?」


そんなある日、

薊「外に行ってみよう!」
とても自慢気な声で言うと、彼女は外に出た。

薊「うわぁ~良い香り…」
薊には、初めて出る外の香りが好きになった。木の香り、草の香りが新鮮で、何もかもが不思議だった。

ガサッ…
薊「あれ?何の音だろう」
薊が夢中になって前も見ずに歩いていると、誰かにぶつかってしまった。

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