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ダーシー先生は新任の若い女体育教師だ。男女合同で行われる水泳授業はいつも彼女の担当だった。

「今日は，特別授業ということで，無理のない程度で潜水時間を測ります」

出席番号順に測って行く。後ろの方の番号なので，レスリーと共に練習した。普通だ。すごく普通だ。。。。


テイリーの44が呼ばれた時，先生の元に行き手順どうりに潜って数える。1，2，3，と頭の中でカウントしてみる。ふと水中から水面を見た。その時だった。身体中に痺れと閃光が目をよぎった。しびれが続いたのは実質1秒だった。そして水中で身体の異変に気付く。



「ミスティー…ミスティー…‥ミスティー‼？」
ダーシー先生の声で我に返る。急いで水面から顔を出すが，呼吸を急ごうとしていたわけではなかった。何故なら水中でテイリーは覚醒してしまったのだ。水中で息が出来たのだ。