無題
第4章 変化(前編)
「おはよう」
先に目が覚めていたらしい雅樹が
キッチンから声をかけてきた。
「おはよ…」
「朝食作ったから食べてていいぞ」
「わかった」
お腹は空いていたし素直に頷き、
もさもさと食べ始めた。
朝食は目玉焼きとベーコン、ご飯、サラダ、スープ。
バランスとれてるなぁなどと感心しながら
美味しくいただく。
先に自分の分を食べ終えた雅樹が
洗い物を済ませて戻ってくる。
「すごい寝癖だなぁ」
そう言って可笑しそうに笑いながら
郁也の髪を撫でた。
何度か撫でた後
ゆっくり手を引くと
暫しの沈黙が降りた。
「あのさ…」
「?」
「俺達って…何?」
「…」
思わず箸を止めて固まってしまった。
見なくてもわかるような
若干緊張した雰囲気が流れて
郁也は必死に言葉を探した。
ひたすら郁也の返事を待つ雅樹が少し恐い。
「……友、達だろ?」
再び暫しの沈黙。
「…そうか…まぁいい、急いで食わないと遅刻するぞ」
「ぅわヤバいッ!」
バタバタ朝食をかきこんで
準備して
急いで飛び出した。
先に目が覚めていたらしい雅樹が
キッチンから声をかけてきた。
「おはよ…」
「朝食作ったから食べてていいぞ」
「わかった」
お腹は空いていたし素直に頷き、
もさもさと食べ始めた。
朝食は目玉焼きとベーコン、ご飯、サラダ、スープ。
バランスとれてるなぁなどと感心しながら
美味しくいただく。
先に自分の分を食べ終えた雅樹が
洗い物を済ませて戻ってくる。
「すごい寝癖だなぁ」
そう言って可笑しそうに笑いながら
郁也の髪を撫でた。
何度か撫でた後
ゆっくり手を引くと
暫しの沈黙が降りた。
「あのさ…」
「?」
「俺達って…何?」
「…」
思わず箸を止めて固まってしまった。
見なくてもわかるような
若干緊張した雰囲気が流れて
郁也は必死に言葉を探した。
ひたすら郁也の返事を待つ雅樹が少し恐い。
「……友、達だろ?」
再び暫しの沈黙。
「…そうか…まぁいい、急いで食わないと遅刻するぞ」
「ぅわヤバいッ!」
バタバタ朝食をかきこんで
準備して
急いで飛び出した。