無題
第5章 変化(後編)
気づいたら
郁也は雅樹を
抱き締めていた。
雅樹は
一番最初に
酒に呑まれて
無理矢理
抱いた
次の日の朝のような
反応だった。
無表情で
小さく震える雅樹を
強く
抱き締める。
郁也だって
分からないわけではないし
最低だ
と知っている。
心底
偽善的で
無責任で
相手を傷つける行為だ
と知っている。
それでも今
郁也にできることは
抱き締めることしか
できないから
キツく
抱き締めた。
「痛…」
「あっ…ごめッ…」
「ッ!イヤだ!」
雅樹は
離れようとした郁也に
強く
抱きついた。
雅樹の中に
入り込みすぎた郁也には
もう
逃げ場など
無かった。
「今日は
一緒に同じベットで
寝て欲しい」
「…わかった」
女の子に
そんなこと言われたら
寝たくても
興奮して
寝られないだろうけど、
今は
睡魔がくることが
待ち遠しかった。
背中と
手に
嫌な汗をかいている
ように感じる。
雅樹が嫌いになったわけでは
決して無いけど、
今以上の友だち関係から
変わるのが
酷く
恐ろしかった。
雅樹に依存されて
抱え込む勇気が
少しも沸かずに
ずっと
逃げる事ばかり
考えてしまう。
雅樹が顔を
郁也の胸に擦り付けながら
トロン
と郁也を見つめた。
こんな時にでも
ドキッ
とさせる雅樹の表情に
欲を煽られる。
気まずくて
視線を反らすと、
雅樹が
郁也の股間に
手を伸ばしてきた。
驚いて
雅樹を見つめると
雅樹は
視線が絡んだだけで
犯されたかのように
呼吸を乱した。
郁也の股間を
ズボン越しに
ぎこちなく触りながら
視線を絡めて
離さない。
無意識に
少し揺れている
雅樹の腰が
いやらしく、
布で擦れる乳首に
甘く
唇を噛みしめている。
「…郁也…君」
痺れを切らすように
名前を呼ばれて
限界だった。
雅樹の上に股がり
激しく
唇と舌
を貪った。
あんな話の後なのに、
体が条件反射で
欲望に忠実な事に
嫌悪感
を感じながらも
雅樹を
求めてしまう。
テンポよく
進まない郁也に
雅樹は
甘く囁いた。
「俺が、郁也君が欲しいだけだから…甘えさせて?」
郁也は雅樹を
抱き締めていた。
雅樹は
一番最初に
酒に呑まれて
無理矢理
抱いた
次の日の朝のような
反応だった。
無表情で
小さく震える雅樹を
強く
抱き締める。
郁也だって
分からないわけではないし
最低だ
と知っている。
心底
偽善的で
無責任で
相手を傷つける行為だ
と知っている。
それでも今
郁也にできることは
抱き締めることしか
できないから
キツく
抱き締めた。
「痛…」
「あっ…ごめッ…」
「ッ!イヤだ!」
雅樹は
離れようとした郁也に
強く
抱きついた。
雅樹の中に
入り込みすぎた郁也には
もう
逃げ場など
無かった。
「今日は
一緒に同じベットで
寝て欲しい」
「…わかった」
女の子に
そんなこと言われたら
寝たくても
興奮して
寝られないだろうけど、
今は
睡魔がくることが
待ち遠しかった。
背中と
手に
嫌な汗をかいている
ように感じる。
雅樹が嫌いになったわけでは
決して無いけど、
今以上の友だち関係から
変わるのが
酷く
恐ろしかった。
雅樹に依存されて
抱え込む勇気が
少しも沸かずに
ずっと
逃げる事ばかり
考えてしまう。
雅樹が顔を
郁也の胸に擦り付けながら
トロン
と郁也を見つめた。
こんな時にでも
ドキッ
とさせる雅樹の表情に
欲を煽られる。
気まずくて
視線を反らすと、
雅樹が
郁也の股間に
手を伸ばしてきた。
驚いて
雅樹を見つめると
雅樹は
視線が絡んだだけで
犯されたかのように
呼吸を乱した。
郁也の股間を
ズボン越しに
ぎこちなく触りながら
視線を絡めて
離さない。
無意識に
少し揺れている
雅樹の腰が
いやらしく、
布で擦れる乳首に
甘く
唇を噛みしめている。
「…郁也…君」
痺れを切らすように
名前を呼ばれて
限界だった。
雅樹の上に股がり
激しく
唇と舌
を貪った。
あんな話の後なのに、
体が条件反射で
欲望に忠実な事に
嫌悪感
を感じながらも
雅樹を
求めてしまう。
テンポよく
進まない郁也に
雅樹は
甘く囁いた。
「俺が、郁也君が欲しいだけだから…甘えさせて?」