
16歳に恋する23歳の俺。
第11章 慧side
昼休み
俺は同僚と
セブンで買った弁当を食べていた
いつも優美花が作る弁当じゃなかったことに
気づいた同僚は、
不思議がる
「一ノ瀬、お前彼女と別れたのか?」
「別に」
「不機嫌だな…図星か」
「別に」
エリカ様かよ…と突っ込む同僚を無視して
俺はコーヒーを入れる
するとまた、同僚は話しかけてくる
「別れたんだろ?
俺きのう、優美花ちゃんが
知らねー男と一緒にいんの
見たし」
は?!?!
そのひとことに俺は同僚に駆け寄る
「何時何分に?!
どこで?!
男って誰だよ?!」
「ちょ、落ち着けよ一ノ瀬…」
肩を押され、俺はイスに座らされた
くそっ
やっぱ男といんのかよ……!!
