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16歳に恋する23歳の俺。

第11章 慧side







漁る手が止まり、

優美花とその男に釘付けになる







「ゆ、み…………」





車内に響く細い俺の声。








『あたしそんなことしないですよーっ!

大地さん、めっちゃしそう』




『え!失礼じゃね!?

俺せぇへんからな(笑)』





窓を開けていたため、

少し会話が聞こえた





“大地”……




同僚が言ってた男か





なんか俺は

優美花が他の男といることよりも






俺がみたことがない笑顔を


その男に絶やさないことに





腹が立った





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