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真面目ちゃんの秘密

第3章 友達

ガラガラッ…


教室のドアを開ける。
みんなは別に注目しない。


当たり前じゃん。


どうせ、地味なやつは興味ない。
とか、思ってるんでしょーけどね。
その方がいいけど。


美花「おっはよー!」



亜子「えっ?み、美花??」


美花「私がこの学校に通ってること、いってなかったっけ?」


亜子「通ってんの?」


美花「もちろん!!」




亜子「えぇぇぇぇえぇえぇぇっぇえ!」




美花「声大きすぎ~。」


亜子「てことは、昨日から?」


美花「うん。ずーっといたよ?てか、山口と知り合い?」


亜子「あぁ。実はね、ばれちゃった。」


美花「うそ!バレたの?」


亜子「うん。」


俊介「いーじゃん。まさか、横谷がミーカだったとはな。」


あ、紹介今ごろになったけど、この子は横谷 美花(よこたに みか)
私の幼なじみで、同じ不良仲間。今は一緒に暮らしてる。


美花「まぁーね。」


俊介「似てるとは思ってたんだよなー。」


美花「うそつくな!!「ミーカちゃん可愛い~。」
とか言ってたくせに、うちには「ブス」って言ってきたじゃん!」



俊介「それは、いろいろと…。」


亜子「最悪。美花いじめないでよね。」


俊介「サワコにまでも嫌われた~~~。俺の人生終わりだ。」


亜子「バカじゃん。有名な不良に嫌われたくらいで「人生終わり」だって。
終わりなんだったら、そこからやり直せばいいのに。」


俊介「え…。」


亜子「んまぁ、私も人のこと言えないか!」


美花「そうだよー。亜子って地味じゃん。」


亜子「地味っちゃ地味だねー。」


俊介「いいこと言うな。お前。」


亜子「はい?あれは適当だから。」






俊介「えーーーーーーーー」

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