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真面目ちゃんの秘密

第8章 気まずい仲

亜子「美花ー。学校行ってくるね」


美花「あれ?いつもみたいに俊介の迎え
待たなくていいの?」


亜子「いーの。いーの。いってきまーす」


ガチャ……


亜子「なんか、気まずい関係になっちゃったよ」


雪見「誰とー?」


亜子「あっ、!!雪見ちゃん、おはようございます」


やっばー。素の自分出すところだった。


優奈「私もいるよーっ!」


亜子「ゆ、優奈ちゃんもおはようございます」


優奈「おっはよー!!亜子ちゃんってさ
髪の毛ほどいて眼鏡外したら可愛いと思うなー。」


雪見「あっ!それわかるっ!!そうしてみたら?」


いや無理無理!それしたら完全に
サワコだってバレるに決まってるよ。


亜子「嬉しいけど……ちょっとそういう格好は
なれてないので、すいません。」


いやいや逆にこっちの格好の方が
なれてませんよー。


雪見「そっかー。そうだよね。いつもの自分の
方がなんか楽な感じするもんねっ。」


それをいわれるとちょいキツイ……。


亜子「はい。そうですね!」ニコッ


何笑顔作ってんだ自分ー!!!!


スッッ


そのとき横切ったのは……俊介だった。


優奈「山口くんって意外とカッコイイよね!」


そのときこっそり言ってきたのは優奈ちゃん。


雪見「ダメだよっ!山口くんは亜子ちゃんの
なんだよ?取ったら亜子ちゃん悲しむよー!」

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