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２人に背中を向けたあと、アップの最中に周太が疑問そうに聞いてきた。

「遼はさ、あーさに告って付き合ったりせんの？」

思わず変なところを吊りそうになるくらいびっくりしながら周太をみる。

「いやぁ、小学生のころからおまえらみてるけどかわらんなぁって思ってさ。」

真面目に周太がいうからなんとなく隠したりごまかしたりしにくくなる。

「いや、変えたいけどさ。自信が出ないんだよ…。幼なじみっていい意味でも悪い意味でも呪文みたいだし。フラれたら今のままじゃいられなくなるし…。」

そういうと周太は大声で笑い出す。

「いやぁわりっ。遼でも自信なかったりすんだな！」

俺は急に笑い出した周太に不信感まるだしの顔をしながら

「人を超人みたいに言わないでくれる？」

とだけいった。