
声をきかせて…
第5章 次の日
『日菜ちゃん、彼氏いるの?』
『いないですよ。まみさんは…。』
私が言いたそうな顔をしていると…
『言ってもいいのに…私すぐ好きな人ばれるだよね。私は高城さんが好き。
高城さん、けっこう周りからチャラいとか、遊んでるとか言われてるけど実際はそうじゃないんだよね。
確かに女慣れはしてるけど…。
高城さんのりがいいからそう思われるんだよね。』
知り合って間もない私に、はっきりと高城さんが好きっていうまみさんがかっこよく見えた。
そのあとの高城さんの話をしているときのまみさんは女というよりも女の子の顔になっていて可愛かった。
『でも佐々木さんもやるよね。』
『えっ?』
『佐々木さん、小野さんが好きなんじゃないかな…って思ってたんだけど…多分、携帯忘れたのわざとだよ。
小野さんが来るときは、最後に小野さんが忘れ物チェックしてるの企画部皆気付いてるはずだし…。
でも、昨日の小野さんのバックを忘れる位の焦り様、小野さんもまんざらじゃないのかな…って思ったんだけど。
で、佐々木さんと盛り上がっ…っては人間コンピューターにはないか…』
とまみさんは笑っていて、私は顔はわらっていたが、というか苦笑いだったと思う。
まみさんの話を聞いて佐々木さんと小野さんの関係が気になった。
確かに昨日も佐々木さんは仕事が残ってるからと小野さんと残っていた。
小野さんより早くは来てたけど…。
考えれば考えるほど、小野さんと佐々木さんの行動がひっかかっていた。
(小野さん、佐々木さんのこと好きなのかな…。)
私は午後の仕事中、小野さんを目で追っては、佐々木さんを見ていた。
『いないですよ。まみさんは…。』
私が言いたそうな顔をしていると…
『言ってもいいのに…私すぐ好きな人ばれるだよね。私は高城さんが好き。
高城さん、けっこう周りからチャラいとか、遊んでるとか言われてるけど実際はそうじゃないんだよね。
確かに女慣れはしてるけど…。
高城さんのりがいいからそう思われるんだよね。』
知り合って間もない私に、はっきりと高城さんが好きっていうまみさんがかっこよく見えた。
そのあとの高城さんの話をしているときのまみさんは女というよりも女の子の顔になっていて可愛かった。
『でも佐々木さんもやるよね。』
『えっ?』
『佐々木さん、小野さんが好きなんじゃないかな…って思ってたんだけど…多分、携帯忘れたのわざとだよ。
小野さんが来るときは、最後に小野さんが忘れ物チェックしてるの企画部皆気付いてるはずだし…。
でも、昨日の小野さんのバックを忘れる位の焦り様、小野さんもまんざらじゃないのかな…って思ったんだけど。
で、佐々木さんと盛り上がっ…っては人間コンピューターにはないか…』
とまみさんは笑っていて、私は顔はわらっていたが、というか苦笑いだったと思う。
まみさんの話を聞いて佐々木さんと小野さんの関係が気になった。
確かに昨日も佐々木さんは仕事が残ってるからと小野さんと残っていた。
小野さんより早くは来てたけど…。
考えれば考えるほど、小野さんと佐々木さんの行動がひっかかっていた。
(小野さん、佐々木さんのこと好きなのかな…。)
私は午後の仕事中、小野さんを目で追っては、佐々木さんを見ていた。
