声をきかせて…
第9章 小野と佐々木の過去
忘れ物を取り、出入口の所にいくと、佐々木さんと小野さんが立っていて、佐々木さんが取り乱していた。
私が近寄るとその矛先は私に向いた。
『山木さん!聖夜くんと付き合ってるの?』
―――――聖夜くん!?
私はどう答えていいか分からずに黙っていた。
付き合ってはいないけど…。
私は好きでこの先そうなったらいいなって思ってたから。
『やっぱり付き合ってるんだ。
二人、噂になってるわよ。
聖夜くんが、企画書作ったのもおかしいと思ったのよね。
付き合ってなきゃ、毎日送らないわよね。』
『それは―』
私は歓迎会の日に絡まれたことを言おうとしたが、小野さんに腕を捕まれ止められた。
『ねぇ…。聖夜くん…。
なんでまた[ヒナ]なの…?
なんで聖夜くんをまた[ヒナ]に取られなきゃいけないの?』
それだけ言うと佐々木さんはさっきまで怒っていたのに泣き出してしまった。
私はどうしていいか分からず、私は小野さんに、
『今日は一人で帰ります。佐々木さんの側にいてあげてください。お疲れさまでした。』
と告げ、自宅マンションのあるほうへ歩き出した。
私が近寄るとその矛先は私に向いた。
『山木さん!聖夜くんと付き合ってるの?』
―――――聖夜くん!?
私はどう答えていいか分からずに黙っていた。
付き合ってはいないけど…。
私は好きでこの先そうなったらいいなって思ってたから。
『やっぱり付き合ってるんだ。
二人、噂になってるわよ。
聖夜くんが、企画書作ったのもおかしいと思ったのよね。
付き合ってなきゃ、毎日送らないわよね。』
『それは―』
私は歓迎会の日に絡まれたことを言おうとしたが、小野さんに腕を捕まれ止められた。
『ねぇ…。聖夜くん…。
なんでまた[ヒナ]なの…?
なんで聖夜くんをまた[ヒナ]に取られなきゃいけないの?』
それだけ言うと佐々木さんはさっきまで怒っていたのに泣き出してしまった。
私はどうしていいか分からず、私は小野さんに、
『今日は一人で帰ります。佐々木さんの側にいてあげてください。お疲れさまでした。』
と告げ、自宅マンションのあるほうへ歩き出した。