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声をきかせて…

第12章 独り言

『……………………』

『小野さん?メールすごく嬉しかったです。

本当は、小野さんの声も聞きたいです。
色んなお話ししたいです。

でも…。
嫌ならしなくてもいい。

話したいときに話してください。

それまで私は待ってます。

小野さん?

私は小野さんのこと好きです。

小野さんのしてくれることに一喜一憂しちゃうんです。

だから、もし今日絵文字じゃなくて文字を打ってくれたように…

話したい気分になったら話して私をよろこばせてください。

あっ。家に着きました。

じゃあまた明日。
おやすみなさい。』


私は答えてくれない電話に独り言の様に話した。

気分はすっきりしていた。

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