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声をきかせて…

第15章 賭け

次の日、

私は紙を小野さんの机に置いた。

資料と一緒に…。

私はその様子を横目でみていた。

小野さんは自分の机にいき、私の置いた資料と紙に気付いた。

何も反応なく、紙に目を通したあとに資料をみていた。

(やっぱりだめだった…。)

私はそう思っていた。

小野は、その紙を見てびっくりしていたが、頭が混乱してしまった。

この絵はヒナちゃんしか書けないのに…。


日菜ちゃんがヒナちゃん?


もう二度ともらえないと思っていたヒナからの手紙を小野はポケットに直した。

その行動に、日菜子は、きづいてなかった。

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