虚-Utsuro-
第3章 虚無-キョム-
あたしはスマホのブックマークを開き、お気に入りのSNSへアクセスした。
当然のように、あたしへのメッセージやコメントは一つもない。
ここで嘘偽りのない自分のプロフィールを入力し、毎日のどうでもいいことをつぶやき、適当な日記を書いて利用していた。
つながっている友達も何人かいたけど、きっとあたしに興味がないんだろう……コメントやメッセージとはほとんど無縁の状態であった。
……これじゃコミュニティの意味ないよ
学校だけでなくSNSでも相手にされない惨めな自分……。
そんな自分に今日、決別するため、このアカウントを削除した。
まるでありのままの自分を否定するかのようなこの行為に少し心が痛む。
当然のように、あたしへのメッセージやコメントは一つもない。
ここで嘘偽りのない自分のプロフィールを入力し、毎日のどうでもいいことをつぶやき、適当な日記を書いて利用していた。
つながっている友達も何人かいたけど、きっとあたしに興味がないんだろう……コメントやメッセージとはほとんど無縁の状態であった。
……これじゃコミュニティの意味ないよ
学校だけでなくSNSでも相手にされない惨めな自分……。
そんな自分に今日、決別するため、このアカウントを削除した。
まるでありのままの自分を否定するかのようなこの行為に少し心が痛む。