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赤い恋 ~sho sakurai~

第4章 デート

結「どうしたの?つまんなかったら(笑)」
私はわざと意地悪っぽく後ろを振り向いて言った。

翔「え、もうそれは土下座だよね(笑)すいませんっしたぁ!っつって(笑)」

結「なんだそれ(笑)嘘嘘(笑)どこに行きたいか言ったのは私だし(笑)」

笑いながら一緒に家まで帰ると、

結「あり?鍵、開いてるー、」

翔「誰か帰ったのかな?」

誰だろ?

ガチャって玄関の戸を開けて

結「ただいま~…、」

と、遠慮がちに言ってみる。

…………バタバタバタバタ!

なっなにっ!?走ってる?

雅「おかえりー!」

結「わぁ!相葉ちゃん!」

両手をばっと広げた相葉ちゃんがリビンクから走ってきて、私に抱きついた。

翔「っ!」

結「どしたの?」

雅「家帰ったら誰もいねぇんだもん!超寂しかったし!」

結「アハハハ(笑)ごめん(笑)」

翔「っもう分かったから離れろよ」

翔ちゃんが私から相葉ちゃんを剥がす。

雅「なんだよー翔ちゃん」

相葉ちゃんは口を尖らせて翔ちゃんを見た。

結「分かった分かった(笑)寒いし家入ろ」
私たちはとりあえず玄関に入った。

…………今の…嫉妬?

結「って、ナイナイ(笑)」

雅「ん?なんて?」

微かに聞こえたらしい私の独り言に相葉ちゃんが問いかけた。

結「んーん、なんもないよ(笑)」

雅「そう(笑)」

ないよね…嫉妬なんて。

なに私、ホントに恋人になった気でいんの。
あーあ、恥ずかしっ///

翔「相葉ちゃん、今日ご飯どうするの?」
雅「えっどういう意味?」

翔「俺ら外で食べて来ちゃったから、」

雅「まじ、」

あっ!

結「あ、大丈夫大丈夫!私、他の皆の作るつもりだから」

雅「まじ?ホントに大丈夫?たまには休んだら?」

相葉ちゃん…

結「ありがとう。でも平気だよ」

雅「…………ありがとうね」

結「いいえ~♪」

なんか、癒されるわぁ(笑)

さすが(笑)天然(笑)

マイナスイオンでてるんじゃないの(笑)

翔「結衣…………大変だね…」

翔ちゃん…………

結「ううん(笑)全然大丈夫なの」

ホントに。全然ストレスになんないよ。

結「じゃあ、お風呂用意してからご飯作るからもうちょっと待っててね」

雅「あっ風呂ぐらい自分でやるよ!」

相葉ちゃんがお風呂場のほうへ歩く。

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