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赤い恋 ~sho sakurai~

第6章 お弁当

結「あっ、おっおはようっ!」

余りに突然で戸惑ってしまった。

翔「え?あ、結衣!おはよー、どしたの?早いね」

翔ちゃんが驚きながら、でも優しい笑顔で聞いた。

早起きしてよかった…。

その暖かい笑顔を見て、心から思った。

結「うんっ、まぁ……ね(笑)」

…………お弁当のことは見送りの時に渡そ…。

翔「なにそれ(笑)なんか、あやしー(笑)」
翔ちゃんがカウンターを挟んで私の前に来て言った。

結「べっ別になんも怪しくないよ!」

翔「ふーん(笑)あっフレンチトースト?!」

翔ちゃんは私が焼いているものを見て言う。

結「うん♪早起きしたから♪好き?」

翔「超好き♪やべーうれしー(笑)」

……私まで嬉しいよ///

結「よかった(笑)」

照れたのばれなかったかな…///

翔「ん(笑)俺、洗面所行ってくるね」

結「うん(笑)」

…………新婚みたい…///

なんちゃって(笑)

お弁当は翔ちゃんからみて丁度、ボウルが死角になって見えなかったみたい。

焼きあがったトーストをお皿にのせて、食卓に並べた。

…………美味しいかなぁ…。

あとの皆のぶんは、起きてから焼いたほうが美味しいか…。

そう思った私は自分のぶんを焼く。

…………ちょっとまった…。

……一緒に食べるって……いいかな…?

うーん、

-ガチャ-

迷っていると翔ちゃんが戻ってきた。

翔「なに?険しい顔して(笑)早く一緒に食べようよ」

…………やったぁぁぁ!

結「うっうん!」

神様っ!ありがとう!

翔「おぉうまそ♪」

食卓に並んだ朝ごはんを見て翔ちゃんが言った。

結「アリガト♪はい」

サラダ用のお皿を渡して翔ちゃんの向かいに座った。

翔「ん、さんきゅ」

こんな風に一緒に朝ごはんとか…

やばいよぉっ///

翔「おっし、んじゃ食べよっ!いただきますっ」

翔ちゃんは手を合わせてフレンチトーストをパクっと食べた。

結「…………どう?」

少々不安げに聞く。

翔「…………うん♪うまい(笑)」

結「はぁー、よかった(笑)アリガト♪」

安堵のため息を漏らし、お礼を言った。

結「私も食べよっ」

翔「超うまいよ」

結「(笑)絶讚だね(笑)作りがいある(笑)」
そう言って私も食べる。

翔「超美味いでしょ」

結「(笑)まぁまぁ(笑)」

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