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赤い恋 ~sho sakurai~

第6章 お弁当

-ピピピッピピピッピピ-バシッ!

まだ薄暗い部屋に電子音が鳴り響く。

私はそれを勢いよく叩いた。

結「うー…、」

時計は朝の5時を示している。

…早起きは昔から苦手だなぁ…

でも!今日は頑張って起きたんだ!

結「ふぅっ、…よしっ!」

バッと布団から起き上がり身震いする体を擦りながら傍らに掛けてあったパーカーを羽織る。

パタパタ…となるべく音を発てないように、廊下を進んだ。

洗面所に行き、顔を洗う。

目を覚ますために水で洗った。

顔を上げ、鏡を見る。

結「ふぅー…、美味しいもの作れよ…!」
小さく呟き、タオルで顔を拭く。

歯ブラシを取り出して歯を磨く。

10分ほど磨き、口を濯いだ。

結「よっし、…作るか!」

キッチンへ向かい、豚肉を取り出す。

チルド室へ入れていたから解凍する必要はない。

パックから取り出してまな板に拡げる。

肉叩きを取り出して程よく叩いていく。

粗方、叩き終わると、生姜を切っていく。
その生姜を豚肉にのせて、油をひいて、暖めておいたフライパンて焼いていく。

ジュー、と肉の焼ける音と臭いがする。

故障と塩を味付けにし、適当に醤油をかける。

しょうが焼きはこれで完成だ。

このままでは弁当箱には入れられないので、冷ます間に味噌汁を作ることにする。

まだまだ寒い。暖かい物を飲みたいだろう。

保温のスープカップはあったので、鍋に味噌汁を作った。

作り終わりると、しょうが焼きもだいたい冷めていた。

弁当箱にいれ、蓋はまだせず、置いておく。

時計を確認すると5時40分過ぎ。

朝ごはん……ちょっと手間かけよっかな…。

私は食パンを取り出してフレンチトーストと、サラダを作ることにした。

卵を割って、丁度よい大きさに切った食パンを浸した。

……よし、これはしばらく置いといて、サラダを作ろう。

野菜室からキャベツとトマトを取り出して水で洗う。

ざく切りにし、皿に盛り付けた。

この時点で6時。

お弁当を包み、サラダを食卓に置いた。

フレンチトーストを焼きにかかる。

いい臭いがしてきてお腹がすき始める。

…………うん。美味しそう。

-ガチャ-

…………!

不意にリビンクの戸が開いた。

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