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赤い恋 ~sho sakurai~

第2章 手伝い

と、智くんがニコリと笑った。

あ…智くん気づいてるのね(笑)

智「翔くん、大丈夫?(笑)」

わざとらしく翔ちゃんを慰める。

なんだコレ…(笑)

オモロイ(笑)

結「(笑)お風呂出来てるよ。順番に入ってきなよ」

雅「俺、いっちばぁん♪」

相葉ちゃんが席を立って自分の部屋へ着替えを取りに行く。

潤「んじゃ、そんつぎ入るわ」

潤くんが続いて席を立つ。

和「俺は相葉さんをからかいに(笑)」

どうやらニノはお風呂に乗り込むつもりらしい。

席を立って自分の部屋へ行く。

…さて(笑)

智くんに目配せして私はコクンと頷いた。

結「さって、テレビでも観よっかな」

ガタンと椅子から立ち上がると翔ちゃんが涙目で立ち上がる。

翔「おっ俺も!」

(笑)

かゎぃぃ(笑)

私はその姿を見てまたツーンとした。

智くんはその横でクスクス笑ってる。

コレたのしーわっ

ソファに腰かけると翔ちゃんが申し訳分に隣に座ってきた。

それには何もしないでリモコンのスイッチを押した。

ちょうどバラエティ番組でそこにチャンネルを決めた。

今、流行りのお笑い芸人や女優、俳優が出てる。

翔「おっ俺、こないだこの人と仕事一緒だったよ(汗)」

翔ちゃんが必死に話題を振る。

結「ふーん、そーなんだ」

わざと素っ気なく接してテレビを見つめる。

翔「っ!こっこの番組面白いよね!」

焦った翔ちゃんは話題を変えた。

結「そっかな?」

ほんとは面白い(笑)

いっつも観てるもん(笑)

翔ちゃんは相変わらず焦りを隠せない。

ちょっと可哀想かな…(笑)

結「翔ちゃん、好きな番組に変えていいよ」

リモコンを渡して翔ちゃんの顔を見る。

やばい、かわいいー(笑)

翔「うっうん!この番組やなんだよね?」
番組表を開いて私に聞いた。

結「…………別に…」

私は真顔で首を横に振った。

翔「…そっそうなの?」

どっち?とでも言いたげに私の方を向いた。

その瞬間私はニコッと笑って見せた。

結「もぉ翔ちゃんかわいいー!」

ワシャワシャと頭をかき回した。

翔「…………え?」

分からないと言ったように翔ちゃんが声を漏らした。

結「ふふっ(笑)私、怒ってなんかないよ(笑)」

翔ちゃんの頭から手を放し頬杖を着いた。
翔「…………なんだよそれー!」

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