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スマイル ~*届3続編。気象・N*~

第8章 episode7~*恥ずかしい*~




唯「お願いします……」








和「お願いされます……」







和くんはほんの少しだけ、面倒くさそうな素振りを見せた

本当に申し訳ない








でも、憧れのせいか、横にいる和くんが余計にかっこよく見えてしまって、心臓が壊れそうだ







和「どこ?」





唯「第三中、、」







和「あぁ、、そこならなんとかだね…






じゃあ大丈夫な範囲でとばすから化粧頑張ってね(笑)」





唯「ヒャッ、危ない!(笑)」






和「その粉、落としたら知らないからね?」






唯「怖い、、」







和「ごめん(笑)片付けるのがメンドそうじゃん?」











唯「う、うん。」







なんだろ、この狭い空間で2人っきりだからかな……





それとも、和くんと初めて外に出たからかな……?








この独特なちぐはぐ感に、緊張がほどけない







化粧も髪もサッと終わらせて、無言で座る






和「なんかさ、これで海みたいなロマンチックなところに行くんだったらいいけどさぁ、





向かう先が彼女の出勤先って、ウケるよね(笑)






よし、着いた




で、間に合ったぁ。」






唯「和くん、ホントありがとう(泣)





今度はもっといいところ連れてってね(笑)」







和「獣には注意ね?





別に生徒だけに関わらずすべてにね。」






唯「また言ってる(笑)じゃあ行ってきンッ……」









和「…行ってらっしゃい☆」






和くんは、昨日と同じように深いキスをして、ついでに悪戯な笑みで笑ってから車を反転させた













唯「……///」








私はただ照れながら車が去っていくのを見ていた


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