スマイル ~*届3続編。気象・N*~
第8章 episode7~*恥ずかしい*~
和「姉さん、そろそろ行かなきゃいけないんじゃない?」
そういったのは、遅めの朝ご飯をのんびりと食べていたところだった
唯「そう?今何時?」
次の瞬間、私はものすごい衝撃を受けることとなる
和「10時50分。」
唯「………ウソでしょ、、?」
和「何時予定なの」
唯「11時15分、、、。」
市バスなんて間にあうのは、もうとっくに行ってしまったし、
電車だと降りてから学校に着くまでが長く、走り込んでも無駄だ
歩きや自転車では到底間に合うはずもないし、
こんなときに限って、ここらへんタクシーは止まりが悪い
唯「諦めて、一本遅れた市バスに乗ってこうかな、、」
それが一番、効率がいいと思った
和「唯、早く支度して!」
唯「えっ、え?」
和「俺が乗せてく。だから早く準備して!」
唯「……ウソっ、、」
和「ほらほら、早くしてよ。
化粧は唯、薄化粧だからなんとか車の中で頑張れるでしょ?
だから早く服着て、歯磨きしておいで。
俺、下に車つけとくから。」
唯「あ、、うん。。。」
いつの間にか着替えていた和くんは、
私のために、颯爽と家を出て行った
唯「、、、早くしなきゃ…」
突然の出来事だったけど戸惑う暇などない
私は、いそいそと支度をすると、慌てて家を出た