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「あ、唯先生おはよー！」





唯「わっ！ちょっと(笑)おはよう、くうくん(笑)」










このいきなり抱きついてきた男の子は、野々山空星(ﾉﾉﾔﾏ ｸｳｾｲ)、２年生だ











彼は、成績がいつもトップな上にスポーツも万能、


さらにはジャニーズにいてもおかしくないほどの綺麗な顔立ちという、


いわゆる“できる男”だ






当然昔から、女子に絶大なる人気を誇っているが、


あまり社交的ではない彼はそれを拒み、逃げるようにして１年前に保健室登校に切り替えた











そんな彼だが、





どんなことだか私には心を開いてくれているらしく、










空「唯先生もいい加減、“くうくん”っていうのやめてよー(笑)




俺、空星って呼ばれたい」









唯「だって、くうくん可愛いんだもん♪」








保健室内では、このようにずっと隣にひっついている









しかし、身動きが取りにくいため、







ちょうど和くんぐらいの背のくうくんをはがすと、


ちょっと寂しそうな顔を見せた