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ふしだらと言わないで

第5章 慰み者の娘 2

 夢のような一時だった
 たとえ愛人なのだとしても
 愛される悦びに嘘はつけない



「気を遣っていただき
ありがとうございます祐也様
でも私、大丈夫ですよ?」
「…逞しいね」



 どんなにひどく抱かれても
 それがお仕事だと受け入れている

 ペニスを綺麗にする
 それから着物を着せる



「私以外とも寝てるの
知ってるんですから
うぬぼれたりしませんよ
はいっ!できました!」



 惚れ惚れする美男子である
 たとえお仕事だとしても
 抱かれて嬉しくなる男はいる

 こんな美男子とエッチした…
 恥ずかしくて照れくさくて
 不謹慎にも嬉しくて頬が熱くなる



「俺が君以外ともう寝ない
…って言ったらどうする?」



 一瞬ドキッとした

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