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ふしだらと言わないで

第7章 ラブ・エッチ・スリル~あたしだけが特別な感情を~

兄side




笑った

俺は柚香から少し離れた
かき混ぜてた指も抜く



「…おにぃ?」



どう言えばいいか

我が妹ながらイイオンナだと思った

一人のオトコを想い続ける
その姿はオトコにとって何より魅力的なオンナとして映る

愛されたらと思ってしまう

首を傾げる柚香
そこら辺の奴らには
もったいないくらい…



「お前…やばい」
「えっ?んっ…ふぅ…///」
「柚香に想われる
その彼氏は幸せもんだな」



口の中、深くまで
柚香の中に舌を入れていく

絡まる柚香の柔らかい舌



「早く出ていけ
でないと本気になっちまう」
「え、な………」



また物欲しそうな顔をしてた

少し遅れて耳まで赤くなる



可愛いやつだ
押し倒してひん剥いて
裸で抱き合って

果てるまでくっついて

それで…
それであれに想われたら
もし、仮に、柚香みたいなイイオンナに想われたら

オトコとして
これ以上の幸せはないだろう



「行けよお前
何ちんたらしてんの」



指についた
甘い液体を舐める

それを見た柚香は
死ぬほど真っ赤になって
バタバタと部屋から出ていった

でかい音で柚香の部屋が閉まった

おそらく俺に対しての心も
閉じたに違いない

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