クリスマスの恋
第1章 クリスマスの夜
「あのぅ…。」
誰かがこの超絶機嫌悪い花菜ちゃんに話しかけます。
「はい?」
「この犬探してるんです。
見ませんでしたか?」
「え////」
なーんと。
この話しかけてきた男の子。
何もかもが花菜ちゃんのドストライク(笑)
超絶タイプらしいです。
「この犬逃げちゃったんです…。」
「わ、わかんないですね…。」
「そうですか…。なんかいきなりすみません…。」
その男の子はすごーく悲しそうな、泣きそうな顔をしました。
「あの!」
「はい?」
「よかったら一緒に探しましょうか?」
「いいんですか!?」
「はい。用事ないですし。」
「ありがとうございます!」
くしゃって感じの可愛い笑顔で言った。